どうでもいいこと

 なんか、まじめなこと書きすぎてるな。どうでもいいエッセイみたいなの書きたいのに。根がまじめだからしゃあないな。

 

 しかし、どうでもいいことって書くの難しいんよね。だってどうでもいいから。「こころに移りゆくよしなしごと」はだいたい移りゆくんだから「久しく留まりたる試しなし」だ。なんか混じった気がするけど。

 そーいや、そういう文句がサラッと出てくるのは高校時代の暗唱の成果ですねえ。先生がしろと云ってたのか云ってないのか今ではもう忘れてしまったけれども、徒然草とか方丈記とか竹取物語とか、日本国憲法前文も覚えたような気がする。我々日本国民は正当に選挙された国家における代表者を通じて行動し、とかな。調べたら間違ってることもあるんだけども。

 今の時代、「調べたらおしまい」だし、私もいろんなことを覚えなくなっているんだけれども、やっぱりなにかがサラッと出てくるというのは大事なことですよね。それが使い物になるかどうかは分からないけど。

 でも、教養ってそんなもんですよねえ。使い物になるならないじゃなく、ただある。ただあることが大切で、なにかのために使うとか、そういうさもしい在り方は目指さない。だいたい、今役に立つものはすぐダメになりますよ。

 

 ということで、私も教養のような人間でありたいですな。ただある。使い物にならなくていい。うむ。これだな。